トップページ > WordPressサイト修正・更新ブログ > サイトのちょっとした修正は自分でやる?外注する?判断基準を解説

サイトのちょっとした修正は自分でやる?外注する?判断基準を解説

  • この記事を書いた人
  • Sho Suzuki
  • 2026.03.02
  • ホームページの修正

「画像を1枚差し替えるだけ」「テキストを数行直すだけ」といった小さな修正であれば、自分で対応できるのではないかと考える方は多いです。

実際、私のもとにも「この程度で外注するのは大げさでしょうか」という相談が頻繁に届きます。私自身も独立当初は、軽微な修正であれば社内対応を推奨していました。

しかし、バナー差し替えのつもりがレイアウト全体に影響し、想定外の表示崩れが起きた案件を経験してから、判断基準を明確に持つようになりました。

小さな修正ほど油断が生まれやすいのが現場の実情です。

この記事では私の経験をもとに、「自分でやるべきか」「外注すべきか」を見極める具体的な判断軸を解説します。

修正内容が「表示だけ」か「構造」に触れるかを見極める

サイト修正
 
私はまず、その修正が見た目の変更なのか、内部構造に触れるのかを確認します。
これは経験上、判断の分かれ目になる重要なポイントです。

テキスト修正や画像差し替えのように、管理画面上で完結する作業は比較的リスクが低いです。
一方で、HTMLやCSS、PHPに触れる修正は、影響範囲が一気に広がります。

ある企業サイトで、フォントサイズを少し大きくする依頼がありました。
その1か所のみの変更であれば、CSSの1行変更で終わりますが、実際には共通クラスが使われており、全ページに影響が及ぶ状態でした。

この経験を踏まえ、必ずセレクタの影響範囲を確認するようにしています。

確認すべきポイント

  • 修正が管理画面で完結するか
  • テーマファイルを編集する必要があるか
  • 共通クラスや共通テンプレートに影響するか
  • 子テーマで管理されているか

例えば、CSS変更前にはブラウザの開発者ツールで適用範囲を確認します。

影響範囲が限定的であると確信できる場合のみ、自己対応を推奨します。
構造に触れる可能性がある場合は、外注を前提に検討する方が安全です。

バックアップと復旧手順を説明できるかどうか

私は修正可否を判断する際、「元に戻せるか」を最優先で考えます。
小さな修正でも予期せぬエラーが起きる可能性があるためです。

過去に、プラグイン設定を1つ変更しただけで問い合わせフォームが動作しなくなった案件がありました。
当初は単純な設定ミスだと考えましたが、別プラグインとの競合が原因でした。

また、バックアップを取得していなかったため、原因特定に時間を要しました。

以降対策として、更新前にバックアップが取得されているかを必ず確認し、必要があれば取得してから作業を行っています。

最低限必要なバックアップ手順

  • データベースのエクスポート
  • wp-contentフォルダの保存
  • .htaccessのコピー

データベースはphpMyAdminでエクスポート可能です。

例:mysqldump -u user -p dbname > backup.sql

復旧手順を自分で説明できない場合、その修正は外注を検討すべきです。
修正可否の基準は技術力ではなく、復旧力です。

作業時間と機会損失を天秤にかける

私は「できるかどうか」ではなく「やるべきかどうか」で考えます。
小さな修正でも調査に半日かかることがあります。

以前、スマートフォン表示の余白調整を自社対応するか相談されたことがあります。
CSS調整なら1時間程度と判断し、自社対応を行いました。

しかし実際にはメディアクエリが複雑で、3時間以上を要しました。
今振り返ると、その時間を営業活動に充てる方が合理的でした。

この経験から、「想定時間×時給」で判断するようにしています。

判断の目安

  • 想定作業時間が2時間以上か
  • 担当者の本来業務に影響するか
  • 確認作業を含めた総時間はどれくらいか

修正自体より、確認作業の方が時間を要する場合があります。
事業の優先順位を基準に考えると、外注の方が合理的なケースは多いです。

SEOや計測タグに影響する修正かどうか

サイト修正
 
修正がSEOや計測に関わる場合、特に慎重になります。
タイトルタグや構造化データ、計測タグの変更は、直接成果に影響します。

ある案件で、metaタグ整理を自社で行った結果、インデックス数が一時的に減少しました。
原因はnoindex設定が誤って適用されていたことでした。

対策として、検索や広告に影響する修正は公開前に必ずダブルチェックを行っています。

確認項目

  • noindex設定の有無
  • canonicalタグの整合性
  • Googleタグの発火確認
  • 構造化データエラー

Search Consoleやタグマネージャーのプレビュー確認を行います。
影響範囲が広い修正は、専門家の確認を入れる価値があります。

既存カスタマイズが多いサイトかどうかを確認する

私は、サイトの規模よりも「カスタマイズ量」を重視して判断します。
見た目がシンプルでも、内部で複雑な改修が積み重なっているケースは少なくありません。

以前、軽微なボタン文言の変更依頼を受けたサイトがありました。

見た目上は通常の投稿ページに思えましたが、実際は、カスタム投稿タイプと独自テンプレートで構築されており、テンプレート階層を理解しないと変更箇所に辿り着けませんでした。

そのため、まず事前にテンプレート構造の把握として、テーマ構成とカスタム実装の有無を確認するようにしています。

確認すべき技術的ポイント

  • 子テーマが使われているか
  • カスタム投稿タイプの有無
  • 独自フィールド(ACFなど)の利用状況
  • functions.phpに追加記述が多いか

例えば、テンプレート階層を確認する際は、該当ページのテンプレートファイルを特定します。

例: echo basename( get_page_template() );

カスタマイズが多い場合、小さな修正でも影響範囲が広がります。
履歴管理がされていない場合は特に慎重になるべきです。

構造理解に時間がかかるサイトは、外注の方が結果的に安全で早いことが多いです。

エラー発生時にログを読めるかどうか

サイト修正
 
私は修正を自社で行う前に「エラーが出たときに読めるか」を考えます。

「読める」の基準は、表示が崩れたり画面が白くなったとき、原因を特定できるかどうかが分岐点です。

ある案件で、ウィジェット削除後に管理画面が表示されなくなったことがありました。
原因は、未定義関数の呼び出しエラーでした。ログを確認して初めて原因が判明しました。

このように、修正前にデバッグログを有効にしてログ環境を整えることが重要です。

最低限のデバッグ設定

wp-config.php に以下を追加します。

define('WP_DEBUG', true);
define('WP_DEBUG_LOG', true);
define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);

エラーログは /wp-content/debug.log に出力されます。

ログの内容を読めない、または確認方法が分からない場合は、外注が現実的です。
修正そのものより、トラブル対応力が判断軸になります。

セキュリティに関わる修正かどうか

セキュリティ関連の変更については基本的に慎重に行いましょう。
ログインURL変更やSSL設定、権限変更などは影響が大きいからです。

以前、管理画面URL変更を自社で行った企業が、ログインできなくなる事態がありました。原因は.htaccessの記述ミスがでした。

対策として、セキュリティ関連は必ずバックアップと手順書を作成することをおすすめします。

特に注意すべき変更

  • .htaccess編集
  • wp-config.php変更
  • 管理者権限の削除
  • SSL証明書設定

.htaccessは1文字の誤記でも500エラーになります。
セキュリティ系の修正は「軽微」に見えても外注することを検討した方が良いです。

FAQ

Q1. 画像差し替えだけなら自分で大丈夫ですか?

管理画面上で完結する場合は可能です。
ただし画像サイズ変更でレイアウトが崩れる可能性があります。

私は必ずテストページで表示確認を行います。
確認環境がない場合は慎重に判断してください。

Q2. 1万円以下の修正でも外注すべきですか?

金額ではなく影響範囲で判断します。
安価でも構造に触れる修正はリスクがあります。

私は必ず修正内容の内訳を確認します。
内容が曖昧な場合は依頼前に整理します。

Q3. 社内に詳しい人がいれば外注不要ですか?

知識だけでなく時間確保が重要です。
本来業務を圧迫する場合は再検討します。

私は担当者の稼働状況も含めて判断します。
総合的に考えたとき、外注が合理的な場合は多いです。

まとめ

ここまでの内容を整理すると、私が判断に使っている軸は3つです。

  • 影響範囲が限定的かどうか
  • 復旧できる体制があるか
  • 本来業務への影響はどうか

この3点を満たせば自社対応も可能です。

一方で1つでも不安があれば外注を前向きに検討します。
修正の可否は技術力ではなく、リスク管理力で決めるべきです。

迷った場合は、まずは現状の影響範囲を洗い出すことから始めてください。
判断材料が整理できれば、自然と結論は見えてきます。

この記事を書いた人

この記事を書いた人

Sho Suzuki

フロントエンドエンジニア / SEOプロフェッショナル

建築系の大学卒業後、芸術系の大学院を修了。その後、デジタルマーケティングを専門で行う企業にて約6年間フロントエンドエンジニアとして活躍する。同時期に、SEO対策に興味を持ち専門資格を多数取得する。
現在は、テクニカル記事の専属ライターとして多方面で活動中。

WEBサイト修正ならセーフリペアに!

WEBサイト修正セーフリペアは格安のホームページ修正・更新サービスを提供しております。また、スポットで修正対応を致します。1箇所の修正も格安の1,200円から対応が可能で、すぐに修正されたいお客様におすすめのホームページ修正サービスです。

WEBサイト修正ならセーフリペア